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高血圧。どうやって治療するの? その1

まさか高血圧になるなんてと思ってはいたが原因はなんでしょう? 酒の量も4年位前から抑制しているし、喫煙は10年前に止めたし。現在進行形の闘高血圧をご覧あれ! と言っても2020年4月時点では、自信をもって戦うほど闘っていません(笑)。

事の発端は2019年に実施した健康診断で179/109というベンチマークをたたき出したことです。自分でも驚くほどの血圧でびっくりしましたが特段と自覚がありません。強いて言えば、耳鳴りがひどいということでネットでは血液の流れでも耳鳴りがするとのこと。自分で気になるのは50歳を超えて年々確実に血圧が上がっていることです。そして今回の診断結果には「要精密検査」、産業医からは人事経由で病院に行くよう指導されました。

見慣れないピンク色の封筒が到着

健康診断から半年後にピンク色の封筒が到着しました。「重要なお知らせ」と表側に印刷されています。健康保険組合からなので真っ先に頭に浮かんだのは保険料が増える--。だけど、予想ははずれました。

アイキャッチの画像を見ればすぐにわかるかと思いますが「病院に行きなさい!」という強烈な内容でした。まぁ、この封筒が来る前の2020年1月から通院しています。

最初に指導されるのは

「塩分は控えるようにしてください。味噌汁も減塩でラーメンとかお蕎麦の汁は飲み干さずに残してください」

これは何かのマニュアルに書いてあるのでしょうかね。健康指導員や医者の方々に必ず言われます。オラ自身は太目な体格なのでラーメンやごはんと味噌汁をガンガン食べているように見られるのでしょう。

もう何年も朝は菓子パン2つ、昼はなし、夜はお茶碗(どんぶりではありません)軽く一杯とおかず。まれにインスタント味噌汁という生活です。自分でもこれだけの食生活でなんで太目なのかはよくわかりません(笑)。

医者に健康診断の結果を見せたら開口一番で
「よく脳卒中にならなかったね」
と恐ろしい言葉を聞かされました。

もう少し血圧が高かったらバリウムでの胃の検査ができないところでしたと伝えたら、
「うちは160超えたら、受けさせない」
だそうです。何に問題あるのかわかりませんが、胃の検査は診察台のうえで激しく動くのでそれが危険なのかもしれません。
とくとくと高血圧の説明を受けて後、
「今日は検尿と採血をして結果を見て治療方法を考えましょう」
とのこと。ん? 検尿か。いきなり言われて出るかな? なにせ、日に多くて3回程度しかトイレに行きません。出なかったらごめんなさいだな--。

意外と排尿はすんなりと。そして採血へ。
まず、体重測定から。
「洋服を3キロと見ています」
と看護師の方は言いましたが、ん???。やはり、年末年始休みでちょっと太ったな。そう、今日は1月16日。
「次はベッドに横になってください。20分ほど経過してから採血をします」
本日最後の診察患者だったので申し訳なかった。皆さん早く帰りたいだろうに--。
「携帯とかいじらずに何もしないでください。眠っても構いません」
そう言われても、なかなか寝付けない・・・・と多分3~4分くらいは夢と現実のはざまにおりました。
寝たまま採血されるのは初めてです。入院するとこんな感じなんだろう。今まで重い病気にかかったことがないので入院という経験がありません。今後もないことを祈りたい。

翌週に結果発表!

一週間後に結果を聞きに。尿検査の結果、塩分は7.54グラム程度でした。高血圧の方は13グラムくらいあるそうです。なぜかオラよりも医者が安堵の表情を見せてくれました。まずは一安心だと。でも、現在高血圧なので今まで以上に塩分を控えてるようにと指導されました。高血圧だから6グラム未満になるようにしてくださいとのこと。
「だいたい、味噌汁一杯を我慢」
もう、説明する気がないので了解ですと返答しました。ない味噌汁を我慢することはできません。

「となると、ほかに原因はと・・・」
医者は数値を見ながらうんうんと頷き、
「腎臓がちょっと悪いかな。腎臓が悪くなって高血圧になるとか、逆に高血圧になったから腎臓が悪くなるということがあるんですよ」
その時はへぇー、そうなんだと思っていましたが、この文章を執筆しているとき気付いたのは、明らかに腎臓が悪いから高血圧になったのではということ。
「腎臓は不要なものを尿として出すもの、弱ってしまうと人工透析とかしない」
尿か? それとなく一日の排尿の回数を伝えたら、食事以外で一日の水分摂取量を尋ねてきた。だいたい、多くて500cc程度でしょうか。会社で缶コーヒーまたはスタバ系のコーヒーを一杯飲む程度ですから。
「その量は人工透析患者が制限されているときの量。もっと、水分を採って」
そうは言われても、のどの渇きを我慢しているわけではないのでついつい忘れてしまう。

「腎臓に良く、高血圧の降圧剤を試してみましょう。1か月後にまた来てください。その間、毎日血圧を測ってください。この血圧手帳をあげます」
明らかに使い勝手の悪そうな手帳をもらった。さてさて、毎日書き込みできるものかな。

1か月後の診察までに

テルミサルタンを毎朝飲むことになっているが二日目から忘れてしまった。三日坊主にもならない、ひどいものです。血圧測定も同様。言い訳させてもらいたいのですが、二日目が土曜日だったのです。休みなので忘却しました。その翌日の日曜日からは忘れずに意識させました。

しばらくすると習慣となり、朝は排尿を済ませた後に血圧を測定。その後シャワーを浴びて、出てきたら降圧剤を飲むというルーティンです。夜は帰宅後に室内着に着替え、スロースクワットを実施し、息が整った辺りに血圧測定をしています。

降圧剤を飲んで一週間後に129/86という数字が出ました。恐るべし薬物と思いましたが、その翌日からは132/90、145/97とだいたい上は150を切る程度が多くなり、たまに160とかが計測されるような感じとなっています。

そして1か月後の診察

血圧を計測するにはオムロンの測定器を使っています。


オムロン 上腕式血圧計 HEM-7281T

測定結果はiPhoneにBluetooth経由で転送でき、そのままオムロンのクラウドにデータを保存することもできます。グラフや血圧手帳の作成ができてPDFに変換されたファイルを指定のメールアドレスに送信することもできます。
当初は出来上がったPDFを病院で渡された血圧手帳に転記しようと思いましたが断念しました。1か月をまとめて転記しようという考えが甘ちゃんでした。結局、紙に出力してこれで医者に勘弁してもらおう。

「どうですか? あ、紙出力しなくてもいいですよ。スマホで見せくれれば結構です」

それ早く言ってよと思いつつも、なかなか血圧が下がってくれませんと言ったら--。

「んー、だいたい140台くらいならば良好ですよ。がくんとは下がらない」

それも早く言ってよ。

「順調順調、また薬を出しておくので2か月後に来てください」

次は2か月後か--。

つづく

関連リンク
高血圧。どうやって治療するの? その2

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