BMW 530i G31 コーディングとConnected Drive

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2020年7月に購入したG31のレビュー続きです。今回はコーディングとBMW Connected Driveに関してレビューします。

コーディング

F10の時もコーディングにチャレンジしました。F10ではキーロック時にドアミラーの折りたたみ開始時間を短縮、デイライト(前期なので)、TVキャンセラーとNaviキャンセラーを実施しました。
OBD – Ethernet ケーブルを購入してE-SYSの無償アプリで実施しました。

今はE-SYSのトークンが寄付(有償)になったので昔のを流用することはできません。じゃぁ、E-SYSのトークンを有償でと思い始めたのですが、どうやらG系からアダプターによってコーディングできるものできないものがあるようです。昔のOBD – Ethernet ケーブルが使えるかどうかの保証はありません。

にゃらばと、ネット上で成功例のあるブルートゥース接続アダプターとBimmerCodeの組み合わせで追加投資をしました。

Amazonで購入
コーディングアダプタ

BimmerCodeはiPhoneアプリを購入しました。2020年7月時点で3,920円です。日本語表示され、良くコーディングされる項目はタッチで選択できます。アダプターは8,880円でした。アダプターの値段が高い気がしましたが、コーディングが失敗しないための保険料だと思って良しとしました。

BimmerCode

まずは、アダプターを車に装着します。装着口は運転席前方右下あたりですね。のぞき込めば場所がわかると思います。

エンジンスタートキーを一度押した後、連続で3連打します。メーターパネルの下部あたりに「診断モード・・・」(すみません、正しい表示内容を覚えておりません)が表示され診断モードになったらiPhoneアプリで接続を押します。

コーディング操作時に無用な着信やWiFi接続によるエラーを回避するために機内モードでWiFiをオフにしておくことをお勧めします。

G31はロック時のドアミラー折りたたみ開始時間は気になりません。後で気付いたのですがiDriveの車両設定項目にドアミラー折りたたみをロックと同時という項目が増えたようです。ここにチェックが入っていました。ニーズが高かったのでしょうね。

あまりTVは見ませんが走行時のブロックをキャンセル。Naviキャンセルは項目が見当たらず。それもそのはず、音声認識で操作できるので不要なのでしょう。

一番の優先課題はオートライトですね。G系からライトのスイッチが消灯の位置でもデイライトとオートライトが有効だそうです。夜間に人待ちでエンジンかけたままの時はデイライトも前照灯も消しておきたいものです。で、消灯位置でオートライトを無効化とデイライトをiDriveで操作できるようにコーディング。他にもいろいろとコーディングできるようですが追い追い必要になったらやってみます。

BMW Connected Drive

そもそも何?と思われる方はBMWのサイトで調べてください。

Connected Driveの機能の一つとして「リモート」があります。これはリモート操作で施錠と開錠ができ、暗いときに自分の車の位置がわかるようにライトの点灯ができます。そのほか3Dビューというものもあり、車載カメラを使用して現在の3Dビューを取得できます。

操作はiPhoneのアプリ(Androidもあるようです)で行います。アプリ名はBMW Connectedです。AndroidはBMW Remoteらしいですが、すみませんAndroidは持っていないので以降はiPhoneに限っての話にさせてください。

納車の翌日に設定しましたがうまくいきません。走行直後の情報を取得できるのですが、その後の情報取得やリモートでの施錠・開錠は機能しません。ネット情報だと一度登録した車両を削除して再登録をするとうまく行ったとのこと。挑戦しましたが、結果は同じでした。日をおいた方が良いかと削除後に1日経過した後に再登録しましたがそれでもだめ。仕方ないのでディーラーに相談。

「通信のキャッシュクリアで回復するかもしれない。だめならプログラミングを実施してみます」との返答。早速ディーラーに車を持ち込んだ。

作業を待つこと一時間半。キャッシュクリアで正常動作することが確認できたとのこと。でもできればプログラミングを実施したい、そのために2時間程度時間が欲しいそうだ。仕事柄ちょっと気になってプログラミングについて「誰かがコードを書くの?」と訊ねました。

返ってきた言葉はプログラムを書くのではなく、インストールしているプログラムの差し替えだそうです。PCで言えばBIOSとかドライバーの類なのでしょう。ちょうどいいタイミングで近くの映画館にて観たい映画をやっていたので「じゃぁ、お願いいたします。」としました。

プログラムの差し替えが終わったので、いざ設定を。iPhoneアプリからサービスコードを要求すると車にサービスコードが受信されます。これで本人確認を行っているようです。でも、このサービスコードが受信されない。何度もサービスコード要求してもiDriveの画面にメッセージが表示されない。メカ担当と10分くらい格闘のうえ「あれ?」ということが発生。メッセージって受信した日時の早い順で表示されるものですが、この並び方が変になっていることに気づく。古いプログラムのときは DD/MM/YYYY表記でした。プログラムを入れ替えたらMM/DD/YYYYに代わっています。そのため、何度も要求したサービスコードが下方に隠れていたのです。フルスタックエンジニアの私からすれば「なんてこった!」という感じです。表示フォーマットと並び変え用データは分離して考えましょうねBMWさん。

やれやれで正常なコードを受信してアプリにセット。

できたでよ!アプリから施錠と開錠が!施錠は全ドアですが、開錠は運転席のみです。

しばらく施錠と開錠を実施したところでメカ担当が「あれ、もしかしてリモコンキーは車の中では?」。アプリで開錠できなくなったら大変なのでリモコンキーは必ず車外に持ち出してくださいとのこと。そうですよね。そう簡単に外から解除できない仕組みになっているので。

うきうきで帰ろうとしたところでメカ担当が「プログラミングしたので、コーディングしていたら全て元に戻っちゃっているので」。うん、予想はしていました。翌日、再コーディングを実施。

リモート3Dビューなんてものも実施してみました。アプリから指令を出すと折りたたまれたドアミラーが起き上がり前後左右で3D画像を合成して作ってくれます。

駐車場の中だったのでコンクリート壁が不思議な模様を醸し出していますが車両をぐりぐりとまわして駐車している周囲が確認できます。

一つ発見があります。ブラウザ経由でBMW Connected Driveにログインして車両情報が取れることはわかっていました。うろ覚えですが、そのページには「リモート操作をするときはアプリを使用してください」と記述があったと記憶しています。プログラミングの差し替えを行ったせいか、ブラウザでもリモートが操作できるようになったようです。

iPhoneアプリとBMW Connected Driveの設定が完了したのでiDriveのプロファイルをBMW Connected Driveと同期設定しました。何が変わったかというとiDriveが起動したときにオラの名前が表示される・・・・・。それだけ?何か別の便利機能があるはず--。
あと、ディーラーに教えられたのはリモコンキーとプロファイルの紐づけができるのでシートやミラーの位置とかエアコンの設定とかもできるらしい。やり方が正しいかどうかわかりませんがやるだけの設定はやってみました。

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